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悲恋の王女エリザベス
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『悲恋の王女エリザベス』に投稿された感想・評価

lemmon

lemmonの感想・評価

4.0
数多く映画化されているエリザベス1世。
時代的にはケイトブランシェットの「エリザベス(98)」と同じ頃になるか。

悪女として処刑された母アンブーリンの娘として生まれ、後継者・権力争いに巻き込まれる中、少女から女性へ、そして王位継承者として成長していく。
恋愛ドラマには特化されているが、そのあたりのクイーンの人間性がとても逞しく、みていて清々しかった。
弟エドワードとの関係性には癒された。


エリザベス役のジーンシモンズ良かったなあ😊👏。
エリザベスを翻弄するシーモア一家には、グレンジャーは置いといて🙇‍♂️、キャスリンバイロン(流石の妖気)にガイロルフ(強面)。
エリザベスを支える役はケイウォルシュ、セシルケラウェイ。
父親ヘンリー8世はチャールズロートンに、彼の最後の妻キャスリンパーにはデボラカー🥰。
豪華だ😳。

エリザベスのパーに対する愛情と嫉妬はなかなか複雑。ただその行動は後々長年女王として君臨する片鱗を勝手に感じた。溺れないのだ、エリザベスは。


ジーンシモンズで続きが見たくなる😆。
そう思わせてくれた👍。
面白かったあ😁。
Omizu

Omizuの感想・評価

3.7
【第26回アカデミー賞 美術賞、衣装デザイン賞ノミネート】
まさかのレビュー一番乗り。監督は『アニーよ銃をとれ』『ショウ・ボート』のジョージ・シドニー。若きエリザベス一世を演じたのはジーン・シモンズ。エリザベスの継母にあたるヘンリー八世の最後の王妃キャサリン・パーをデボラ・カーが演じている。

なかなかの良作だった。宮廷内の美術や衣装が素晴らしいだけでなく、人間関係をしっかり描いており、かつ影を生かした演出などなかなかよい。

ジーン・シモンズ演じるエリザベスの聡明で活発な性格に魅了されてしまうし、なによりエドワードがカワイイ。

シーモア兄弟でエリザベスの想い人であるトマスが善人で兄のネッドが悪人であるような描かれ方だが、歴史的評価では逆のようだ。むしろ弟が兄を陥れようとしていたとみるのが通説のよう。

ただ、本作で描かれたエリザベスとトマスの恋はあったとするのが一般的で、その立場に立つならこの映画のようになるのだろう。

空間を生かしたカメラワークや繊細な心理描写など宮廷もののツボをしっかりとおさえ、かつエリザベスが更に好きになる一本だった。