このレビューはネタバレを含みます
ローマ帝国時代、奴隷のスパルタカス(カーク・ダグラス)のお話。商人バタイアタスに買われたスパルタカスは剣闘士としての訓練を受けていた。
訓練所でバリニア(ジーン・シモンズ)に出会い恋に落ちるがバリニアは、ローマから訪問していたクラスス(ローレンス・オリヴィエ)に買われてしまう。
スパルカタスは売られていくバリニアを見て怒りに任せて他の剣闘士達と訓練所を制圧、脱出に成功。
数々の奴隷を解放しながら大きな勢力のリーダーとなったスパルタカスは逃亡に成功したバリニアに再会。クラススの元を脱走した詩人アントニウス(トニー・カーティス)も合流し、海賊と取引し船で故郷に帰ろうとしていた。
一度はローマ軍を打ちのめすが、クラスス率いる大群に直面するスパルタカスの軍。バリニアには子供も授かるが、運命は…
スパルタカスの人望の厚さにたくさんの人々が集結する。エキストラの数、すごい。びっくりする。でも、それに対するローマ軍の数また。あの丘での大群同士の衝突はすごい!!これ、CGじゃないのよね?と目を疑う。
キューブリックは途中から監督してるのね。カーク・ダグラスが大物すぎて自分の思惑通りに行かなかったから自分の作品とは認めてなかったらしい。(by wiki)
いやそれにしても、壮大でした。
両脇に人が磔になってるのが延々と続く道は怖いし、ラストもとっても切ない。でも、スパルタカスは救われたと思うの。
愛する妻と子供が自由になったからね。
剣闘士養成所主のバタイアタス(ピーター・ユスティノフ)がなかなかのキーパーソンでした。
3時間以上の大作でしたが、そんなに長さは感じず。しかし、あの大群同士の戦闘シーンは、配列を組む様子だけでも結構な時間を使ってて、見せ場なんだなーって、思った。
闘うスパルタカスに焦点は合いつつも手前にも戦う人が映ってて、リアルだったと思う。