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うなぎのKのネタバレレビュー・内容・結末

うなぎ(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛が大きい故それに比例して嫉妬も大きく。
妻を寝取られた姿を見て滅多刺しその足ですぐ警察に自首しにいく。
この時の山下は自転車で歌っていて、当然の報いだと思ってるように何ともないような挙動である。
それから8年後仮釈放としでてくる。
山下はうなぎに話しかける。その様子はまるで周りの人と関わるのが苦手なようでただ周りの人には変な人だと思われる。
風呂で手を見つめてるだけの数秒のカットで山下がまだ犯した殺人をまだ考えてるとわかる描写がある。
段々周りの人達とも関われるようになり船大工はこの映画のキーマンともいえる。
うなぎがどう言う意味なのかを観てる自分らに分かりやすく教えてくれる存在だからうなぎは山下の分身のようなものでそれと共に進んでく物語がお見事。
うなぎが赤道までいって子供を産む話と桂子が産む子供が自分(山下)の子ではないが産むといったオチはとても良かった。
そしてこの桂子との出会いでより自らの殺人について考えるようになり弁当を作ってもらうも殺した妻と重なり受け取ることができず
浮気のことを綴った手紙にしろ、嫉妬という山下の弱さを現実逃避をしてるような今を変えてくれたのは他でもない高崎だろう。
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