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マイ・マザーの&yのレビュー・感想・評価

マイ・マザー(2009年製作の映画)
4.8
【2013/11/13:アップリンク】これは。たまらない…。何から感想書いたらいいのか。
「母親を愛することができない、しかし愛さないこともできない」という印象的なフレーズは、「母親のことが一番嫌いで、そして母親のことを最も愛した」という寺山修二を思わせる。
画的に美しいとか、ドラン顔カッコええとか、スザンヌ・クレマン最高とか、散見されるイカしたオマージュとか、この際もう置いといて。圧倒的すぎた。自撮映像(という設定)で綴られる、ソリッドで力強い言葉の数々。コミュニケーションを渇望しながらも感じる閉塞感。親子という概念そのものについて思うところのある人なら、恐らくは登場人物全員に感情移入できるはず。っていやいやそんな薄っぺらいこと言いたいんじゃなくて。この作品を象る言葉を、わたしは持ち合わせていない。
天はドランに一体何物を与えたの?!5点つけたいけど新作までとっとく!
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