あらんしほん

マイ・マザーのあらんしほんのレビュー・感想・評価

マイ・マザー(2009年製作の映画)
3.7
機内のなかで見た作品。
親に対する感情ってどうしようもない。わたしは多分そこまで強く反発したことはない。でも不満はある。友達の両親が羨ましくなる時もある。
お父さんの自分は間違ってないって感じでわたしが何か反対意見を述べるとだーからお前は分かってない。そう言う。
お母さんはいつも文句を言う。なにに対しても。お母さんもお父さんも自分の人生を楽しんでいるのだろうか?
毎日よる遅くまで働いて、クタクタになって帰ってくるお父さん。
時々、ソファーで横になってるお父さんを見ると、死んじゃいそうで怖い。
仕事なんかやめて自分の人生を楽しんでほしい。でもそんなこと言えない。
だって、その元凶はわたしたち子供にあるから。
お母さんが毎日、家事をするのも旅行に行けないのも、わたしたちがいるから。
2人はとっても仲良しで家族もユニーク。でもわたしは結婚も向いてないと思うし子供なんてとてもとても。2人のように自分の子供を養えない。
親って偉大すぎて大好きでイライラするくらい強い。
親に愛される子でいたい、自慢だと思われる子供になりたい、でもできない。わたしはわたしって思いつつ、わたしに流れてる血は間違いなく両親の血でできていて。
どうしようもない。この感情はきっといつまでも持ち続けるんだろうな。
最近、母親が重いって本やニュースで特集になってたりする。
そういうのとは違うなって思う。
時々、自分の部屋にいて、リビングから両親の声が聞こえると自分の悪口を言ってるのかなぁなんて思う。
なんなんだろう。両親ってなんなんだろう。