Kenga

X-MEN:ファイナル ディシジョンのKengaのレビュー・感想・評価

3.5
X-MENシリーズ3作目で、オリジナル三部作完結編。

タイトル前のウォーレン少年のミュータントの苦悩を表したショートエピソードが何度も観ても心に響く。
その父ワージントンは、息子を普通の人間に戻すためにミュータント治療薬 を開発する。
一部のミュータントには、救いとなるが、別のミュータント達には反感を買ってしまう。
私は常々考える「自分にとって良いと思う事が、人にとっても良いとは限らない」と。

この感想を書くために再視聴したのだが、次作の「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」で人間でありながらミュータントに協力をするモイラ・マクタガートが劇中内のビデオに医者として登場するのを見つけて楽しくなってしまった。

抑えられていた別人格のフェニックスが表に出てしまったジーンも怖いが、私にはキティとボビーが仲良くしている所を見ているローグも怖い(笑)
ローグの能力は、触れた者の力を奪うというかなり強力な能力だが、彼女の人柄のせいかその力をあまり振るわない。

ジーンの家での騒動の後に、マグニートーがパイロンを相手にチャールズ(プロフェッサーX)について語るシーンが今回観て改めて良いと感じた。
異なる道を進んでしまったが、相手の功績を認めていて、単なる敵対関係ではない複雑な関係であることを窺い知ることが出来る。

マグニートーの能力を使ったド派手演出がクライマックスの舞台を盛り上げる。

この作品では、キティが私のお気に入りキャラでした。
しかし、演じたエリオット・ペイジはのちにトランスジェンダーであることを公表。
キティは壁をすり抜ける能力を持ったミュータントだったが、エリオット・ペイジは性別の壁をすり抜けてしまった。
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