タクテル

X-MEN:ファイナル ディシジョンのタクテルのレビュー・感想・評価

3.7
2024年24本目。

ミュータントの力を無くす治療薬が完成。治療薬とその治療薬を生み出せる少年を消すため、マグニート軍団が襲いかかる。

デッドプール3に備えて鑑賞。

今作含め一作目からの三部作はテーマの持ってき方が上手いなと感じた。

今作ではミュータントの能力を無くす治療薬が出てくるがミュータント側からすると能力を病気のようなものと扱われるのは嫌と考える人がいる一方でローグのように周りを傷つけてしまったり、外見が変わってしまう人にとっては一概に悪い物とも言えない。
それをここで持ってくるのは難しいテーマをよく持ってきたなと感じた。
治療薬を開発した親父さんも悪い人であるとは言えず、あくまで善意からの開発ではあるのかなと考えさせられた。

アクションシーンに関しても最新の映像技術と比べると、CGっぽさが見えてしまう部分もあったが、能力の規模感も大きくなり、見応えがあった。

今作はかなり犠牲を伴う戦いであり、悲しくなる場面もあったが、それも含め三部作の終わりとして良い終わり方だったのかなと感じた。
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