お伝

狼と豚と人間のお伝のレビュー・感想・評価

狼と豚と人間(1964年製作の映画)
4.0
憎しみ合う3兄弟もの。人ってこんなに醜かったか。
怒り憎しみ苦しみが分裂してゆくような駆け引きとバイオレンス、その果ての破滅。それを生み出す金と貧困。
畳み掛けるような展開の中から、ちゃんと一人一人の血と苦しみを拾っていくのさすが深作欣二。梅次には無かった。
しかし凄惨なリンチシーンは佐藤純弥のアイデアだなたぶん。
終始ドブと血の臭いが漂う、汚青春映画。
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