越後屋

狼と豚と人間の越後屋のレビュー・感想・評価

狼と豚と人間(1964年製作の映画)
3.9
絶対『レザボア』の原典はこっちやわ!…と思う!
タランティーノどうなん?w

「此処では無い何処かへ…」
モノクロが醸し出す閉塞感と汗と脂とギラギラする汚れた暑苦しい活殺群像活劇!
金品が絡み追い詰められた不信と希望の弐転参転で気持ち悪い心地良さ!
観賞した場所も作品の追い討ちに成るw
近くのおっちゃん役者陣演る度に声を上げる!w

彷徨う怪優三國連太郎東映篇観!新世界再観!
欲望、野望渦巻く暑苦しくギラギラしたスラムで繰り広げられる獣達の宴斗!
突然のミュ~ジカルに血や泥、汗の脂ぎった画創りが熱く深作節のスピ~ド感を活かした群衆活劇!
今観ると陳腐な台詞廻しだがそれも絶妙な秀作!

お客のおっちゃん…
「健さんやっぱ良いなぁ~」
「欣也若い!」
「三國かっこええ!」
「中原早苗は美人~」
「江原眞二郎はコスぃ」

あげく
「皆わしより早く死んじまってよ…」

…なんかその調子に変な感慨を…
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