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8時間の恐怖のhummingbirdのレビュー・感想・評価

8時間の恐怖(1957年製作の映画)
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鈴木清順だったことに気付かなかった。割と普通のサスペンスで、凝りに凝った映像ではなくベタで普通に決まった映像。

学生運動の人、軍医、愛人など、この時代らしい登場人物。自分勝手な人が多めだけど、ひょっとしたらこういう旧作邦画は珍しいかも。

一方で勇気や思いやりのある人もいて、この人たちはそれぞれに事情を抱えている。この事情にも戦後らしさ。多分こういう人たちは戦前・戦時中も肩身の狭い思いをしていたんだろうと思うと、彼らが心を通わせる場面にジーンとした。

「のりもの映画祭 出発進行!」
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