Lazy

デジャヴのLazyのネタバレレビュー・内容・結末

デジャヴ(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

数々の衝撃的シーンの中でもっとも驚いたのは、ヴァルキルマーの変わり果てた姿です。あれは役作りなどではありませんね。
さて序盤はフェリーの爆破など大掛かりな本格的なサスペンスだと思いきや、途中で「Snow White/白雪姫」なる怪しい装置が登場してからはタイムスリップものの怪しいSF映画になってしまいました。こうなってしまうと自ずと楽しみ方が変わってしまいます。感情移入はあまり意味を為さなくなり、伏線の回収とストーリーの矛盾が気になり始めます。伏線は最初から幾つも張られており、それはそれで楽しめます。
いつもギリギリの展開になってしまいますが、例えばメモをダグだけが読めるようなもっと別の場所に転送しておけば同僚捜査官は死なずに済んだはずですね。
フェリーの爆破直前にはクレアが言いつけを守っていれば、その時点のダグC(仮名)は死なずに済んだのではないでしょうか。もっともその後何も知らないダグAが登場するので、彼女にとってはOKなんですけど。ミシシッピー河の例えで、流れを変えると元の流れは消滅するということなので、ダグCがタイムスリップしたおかげでその時点でのその装置の周りのスタッフもみんな消滅してしまったということになります。
ダグがタイムスリップする際に「これは2度目?」 ” What if I already have?”と技師に聞くシーンがあるのですでに1度ダグを送っているということになります。その流れは消滅するので、その技師はその時点の自分が消滅すると分かっていてダグを送り出したということになるのかな。
1回目転送のダグの死体(ダグB)が序盤にダグが死体袋が並べてある近くを歩いていた際に携帯電話がなった死体袋の中にあったということですよね。
そしてその“What if I already have?”という言葉が映画のタイトルにも繋がっているのですね。
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