つぶれる映画館の哀感を「オバケ出るで」っていうてくるオバケが出てくるオヤジギャグによって異化できるのはミンリャンだけでは。例によって滝のような雨とスーパーなんもないロングカットが続くのだが、急に高速…
>>続きを読む映画館映画。足の悪い受付の女と、コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれ、換気口の風になびくボロボロの黒布(暗幕?黒沢清っぽい)の傍に立ち、明暗はっきりした影の世界で煙草を吸う男の人物造形は台詞がほぼ無…
>>続きを読む閉館する寂れた映画館が主演。そこに勤める映写技師ともぎり嬢、まばらな観客が暗闇に蠢く。ほぼ台詞も無い中突然「この映画館には幽霊が出る」との声からホラー的展開が待つのか?と思う程終始画面は静かで暗い。…
>>続きを読むこれまで観たツァイミンリャン作品の中でも飛び抜けて台詞が少なかったけれど数々の奥行きのあるカットが素晴らしく画面に釘付けにされた。
かつては隆盛を誇っていたであろう映画館。無人の客席を捉えた長回しの…
悲しいことに映画館にいるのは幽霊じゃなくて迷惑なお客さんなんですよ…
でも時たま見かける、同じスクリーンを観て目に涙を溜めている人や、世の中の激しい流れではなく映画館特有の映画に奉仕する人々の時間の…
台湾のとある映画館最後の日を描いた映画。ノスタルジックで哀愁漂う作品でした。フィックスの画が多く、音楽も台詞も全然ありません。ただ、懐古だけでは片付けたくない映画で、勿論切ない気持ちにはなるのですが…
>>続きを読む閉館の決まった古い映画館の最終日を描いた作品。
会話はほとんどない。ストーリーといったものも特にない。
すでに半分廃墟なっているかのような映画館は「幽霊がでる」と言われている。
片足を引きづった受付…
とてもとても小さい範囲の話で、だからこそ胸にそっとしまって忘れたくないと思った。こんな映画があってくれてうれしい「我是日本人…さよなら」
初ツァイミンリャン。台湾の監督だけど20歳までマレーシアに…
『全編に極上のノスタルジア、でもこれを過去の亡霊にしたくはない』
実際に閉館する映画館を貸し切って撮られたという本作。
ツァイ・ミンリャン監督の作品を観るのはこれが初めてだが、なんとノスタルジック…
©Lin Meng-Shan