楽日に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 2ページ目

「楽日」に投稿された感想・評価

Aki

Akiの感想・評価

4.4
映画館とは孤独な幽霊達の礼拝堂。
光を見つめ、色に憑き、他人と他人との狭い隙間に自らを押し込み、彷徨い続け、最後に求めるは救いか、更なる迷路か。

受付の女の想いは映写技師に届かない。男たちを尾け回す日本人は空振り。一方通行のコミュニケーションがひたすら続くけど、よく考えてみたら映画館自体、みんなが同じ方向を見つめながらそれぞれ自分の世界に浸っ…

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自然

自然の感想・評価

4.3

2022年195本目、劇場鑑賞69本目
場所の記憶。あの映画館が主人公として素敵すぎる

子供の頃に行ってた映画館を夢でよく見るようになったことから作った映画と監督が言ってたけど、それだけに全編夢み…

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麻衣

麻衣の感想・評価

4.3

長回しで引きのショットが多く、台詞が異常に少ない。そのおかげでmise-en-scèneが際立っている。最近は言葉みっちりの映画ばかり見ていたので、久しぶりに私が思う映画らしい映画を見た気がする。

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映画は死にましぇん!

絶対寝ると思ったな。一睡もしなかった。

スクリーンの中の座席と自分達が座っているスクリーン外の座席が繋がる体験。これは劇場で観ないと意味がない。スクリーン一枚隔ててあの時代…

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ツァイ・ミンリャンのヒン曲がった映画愛炸裂!!立ち小便いくらなんでも長過ぎ!!(ハッテン場なのかな??)雨音を含めた湿度高い映画館サウンドスケープもヤバい。傑作!!
─この映画館には幽霊が出る。
映画、映画館、あるいは。
終劇しても止まぬ雨、雨漏り、雨、雨。
ツァイ・ミンリャン監督大好きです。
Shaw

Shawの感想・評価

4.3

要は常時0.5倍速の映画館版『グランド・ブダペスト・ホテル』。

無常感と儚さと切なさ。いつかは忘却の彼方に消え去るものの最後の微かなる輝き、その美しさを、やや過剰ともいえる間の取り方で描いた作品。…

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ハッテンバと化した古びた映画館の切ない出会いと幽霊。台詞が数言しかないから逆に喋り出すとびっくりする。
赤に緑に紫と茶色。発色眩しく、終わるとただただ寂しい気持ちに。
NUZOO

NUZOOの感想・評価

4.1

いつものように物理的に湿度が高く、それでいて渇いたクールな演出が心地いい。意味が分かってなくても気持ちよく観れるのが蔡明亮のいいところ(好みの人にとっては)。

観ている時はとにかく眠くて、3分の2…

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