受付の女の想いは映写技師に届かない。男たちを尾け回す日本人は空振り。一方通行のコミュニケーションがひたすら続くけど、よく考えてみたら映画館自体、みんなが同じ方向を見つめながらそれぞれ自分の世界に浸っ…
>>続きを読む2022年195本目、劇場鑑賞69本目
場所の記憶。あの映画館が主人公として素敵すぎる
子供の頃に行ってた映画館を夢でよく見るようになったことから作った映画と監督が言ってたけど、それだけに全編夢み…
長回しで引きのショットが多く、台詞が異常に少ない。そのおかげでmise-en-scèneが際立っている。最近は言葉みっちりの映画ばかり見ていたので、久しぶりに私が思う映画らしい映画を見た気がする。
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映画は死にましぇん!
絶対寝ると思ったな。一睡もしなかった。
スクリーンの中の座席と自分達が座っているスクリーン外の座席が繋がる体験。これは劇場で観ないと意味がない。スクリーン一枚隔ててあの時代…
要は常時0.5倍速の映画館版『グランド・ブダペスト・ホテル』。
無常感と儚さと切なさ。いつかは忘却の彼方に消え去るものの最後の微かなる輝き、その美しさを、やや過剰ともいえる間の取り方で描いた作品。…
いつものように物理的に湿度が高く、それでいて渇いたクールな演出が心地いい。意味が分かってなくても気持ちよく観れるのが蔡明亮のいいところ(好みの人にとっては)。
観ている時はとにかく眠くて、3分の2…
©Lin Meng-Shan