楽日に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 4ページ目

「楽日」に投稿された感想・評価

美しい。
蔡明亮は物事が起こる瞬間の前後を撮っている。だから非常にゆっくりと事が進んでいくんだけど、その中にこそ生々しさや人間らしさが出てくるのかも。わざとらしさが全然ない。「河」でも思ったけど、こ…

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拘泥

拘泥の感想・評価

4.2

なんかずっと真顔で睨めっこしてる感覚で、45分らへん幽霊が出る→僕日本人なんださよならさよなら辺りで耐えきれず爆笑してしまった。マジなんなん。一回笑っちゃったらもうそっからは全部笑っちゃうでしょ。

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たかや

たかやの感想・評価

4.5

異常に寂しくなったが、感動した。
ある映画館の最終日のお話。

あくまでも主人公は映画館。
ほぼ台詞は無く、フィックスのカメラでとらえる人の動きや"時間"で語られる。

今だからこそ誰もいなくなった…

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nagashing

nagashingの感想・評価

4.5

雨音、足音、映写機の音、壁ごしに漏れてくるくぐもった上映作の音が、うつろな館内にこだまする。離合集散のテンポラリーな場である映画館を、水槽か沈没船のような孤立した閉鎖空間として形象するサウンドスケー…

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ysm

ysmの感想・評価

4.5
『コロッサル・ユース』的な長回しには最初辟易としたが、見ていくうちにこうするしかないと思える

完全に心をぶち抜かれてしまった。

かつての賑わいを失った場末の巨大映画館 福和大戯院の営業最終日。2人だけの従業員、数える程度の観客、水の流れる寒々しい通路、無数に立ち並ぶ白い便器、虚無感、喪失感…

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zhenli13

zhenli13の感想・評価

4.5

それぞれの人たちが、ことばにできない何かを胸に抱えていて、それが点景となって、映画館の中にちらばっている。

映画館は、とても大きな生きものの身体のようだ。巨大な銀幕に映された『龍門客桟』と受付嬢。…

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filmout

filmoutの感想・評価

4.5

ツァイ・ミンリャンの映画愛に満ちた一作。
本当この人好き。

閉館する映画館の最後の日を舞台にしているがメインの登場人物たちは交わらない。映画館従業員の女、かけられている映画に出演していた俳優、日本…

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映画という芸術表現

芸術に言葉は必要ないのかもしれません♪
ノ

ノの感想・評価

4.2

雨に包まれた映画館が無人島のお化け屋敷と化す。

白い幕のかかったロビーの様な場所の異様さ。床が随分と水浸しになってて、天井はどうなってるんだとか、ひょっとしてこれは道路に面してる入り口?のような、…

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