閉館する寂れた映画館が主演。そこに勤める映写技師ともぎり嬢、まばらな観客が暗闇に蠢く。ほぼ台詞も無い中突然「この映画館には幽霊が出る」との声からホラー的展開が待つのか?と思う程終始画面は静かで暗い。…
>>続きを読むこれまで観たツァイミンリャン作品の中でも飛び抜けて台詞が少なかったけれど数々の奥行きのあるカットが素晴らしく画面に釘付けにされた。
かつては隆盛を誇っていたであろう映画館。無人の客席を捉えた長回しの…
悲しいことに映画館にいるのは幽霊じゃなくて迷惑なお客さんなんですよ…
でも時たま見かける、同じスクリーンを観て目に涙を溜めている人や、世の中の激しい流れではなく映画館特有の映画に奉仕する人々の時間の…
台湾のとある映画館最後の日を描いた映画。ノスタルジックで哀愁漂う作品でした。フィックスの画が多く、音楽も台詞も全然ありません。ただ、懐古だけでは片付けたくない映画で、勿論切ない気持ちにはなるのですが…
>>続きを読む廃業する映画館の「空気」の映画。観客、受付嬢、映写技師も空気のように漂う。昔アルバイトをしていた古い東宝の地方館を思い出した。
つげ義春の漫画を読んだときのような、懐しさ、物悲しさ、浮遊感を感じた。…
©Lin Meng-Shan