こんなに台詞が少ない映画を観たのは初めてかもしれない。
みんな亡霊のようで、夢のあとのように儚い気分が残る。
なぜか見終わった直後よりも、後になってじわじわと沁みてくる感じがある。
雨降って晴れ…
美しい。
蔡明亮は物事が起こる瞬間の前後を撮っている。だから非常にゆっくりと事が進んでいくんだけど、その中にこそ生々しさや人間らしさが出てくるのかも。わざとらしさが全然ない。「河」でも思ったけど、こ…
なんかずっと真顔で睨めっこしてる感覚で、45分らへん幽霊が出る→僕日本人なんださよならさよなら辺りで耐えきれず爆笑してしまった。マジなんなん。一回笑っちゃったらもうそっからは全部笑っちゃうでしょ。
…
異常に寂しくなったが、感動した。
ある映画館の最終日のお話。
あくまでも主人公は映画館。
ほぼ台詞は無く、フィックスのカメラでとらえる人の動きや"時間"で語られる。
今だからこそ誰もいなくなった…
閉館の決まった古い映画館の最終日を描いた作品。
会話はほとんどない。ストーリーといったものも特にない。
すでに半分廃墟なっているかのような映画館は「幽霊がでる」と言われている。
片足を引きづった受付…
とてもとても小さい範囲の話で、だからこそ胸にそっとしまって忘れたくないと思った。こんな映画があってくれてうれしい「我是日本人…さよなら」
初ツァイミンリャン。台湾の監督だけど20歳までマレーシアに…
『全編に極上のノスタルジア、でもこれを過去の亡霊にしたくはない』
実際に閉館する映画館を貸し切って撮られたという本作。
ツァイ・ミンリャン監督の作品を観るのはこれが初めてだが、なんとノスタルジック…
かつては多くの観客で賑わった古い映画館。しかし客入りが悪くなり閉館する事に。その最終営業日を淡々と映した作品。82分と短い映画なのだが、それが長く感じられる程テンポが遅い。あの「ノスタルジア」級のα…
>>続きを読む©Lin Meng-Shan