雨に包まれた映画館が無人島のお化け屋敷と化す。
白い幕のかかったロビーの様な場所の異様さ。床が随分と水浸しになってて、天井はどうなってるんだとか、ひょっとしてこれは道路に面してる入り口?のような、…
人やモノが存在するということを映画にしている。だからツァイミンリャンは形式に厳しい。役者は即物的に撮らなければいけない。カメラは静的でなければならない。これらはすべて、有機物たちや無機物たちがそれ自…
>>続きを読むらくび。これは最後の日のこと。古びた映画館。そこでかかっているのは、往年の名作映画。しかし、観客もまばらで一見するとスクリーンの内と外とが大きく乖離したような寂しさが漂っている。セリフもストーリー性…
>>続きを読む台北に実在した映画館の閉館日を物語の舞台にした作品。
キン・フー『残酷ドラゴン 血闘竜門の宿』が最後の上映作品となるのだが、主演俳優二人が昔を懐かしむ様に登場する。
台詞は殆ど無く、ま…
映画館で観たとき、劇中で上映されている映画の音と、雨の音が印象に残った。台詞はポツポツとしかなく、そこに明確な物語はないように感じるが、そこに存在する人たちの佇まいが強く印象に残った。言葉が多くなく…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
みんな映画を見ないね
誰も我々を覚えていない
映画の出演者同士の会話。
ここは幽霊が出る、と聞かされた後の流れ、面白い。
後ろの離れた席の女が靴を探すために座席に潜る。男はそれに気づかず、女が消え…
2019. 4. 2.
6度目くらいの鑑賞ですが相変わらずエモすぎます。今回はあの日本人の旅行者は観客のなかに役者がいることに気づいてたんじゃないのか?と新しい発見のような… そういうわけで原初の感…
©Lin Meng-Shan