昔、父親に連れて行ってもらった映画館も、確かにこんなふうに汚かった。中で観る映画は綺麗なのに、いざ扉を開けると汚いのなんの。あれは新宿だったか、横浜だったか...
確かに映画館が閉まる、一番最後の…
映画の中の映画が直接時間軸となって、映画館という空間の中で同じ時間を過ごす人々の様子が、立体的に見えてくる
独特の、(悪い意味だけではない)閉塞感と一体となって、だらだらと時を過ごすことの魅力は感じ…
閉館を迎えた映画館、終劇へと向かう映画。
すでに消えかかった小さなささやきが、やがて完膚なき無言へと移り変わってゆく数時間を描いた、切ない映画です。噛めば噛むほど味が出るスルメイカみたいな作品
謎…
このレビューはネタバレを含みます
楽日を迎えた映画館にそれぞれの理由で集った人々。80分間の中で唯一きちんと交わされる会話(老俳優達による)にツァイミンリャンがこの映画に込めた想いが見えて、更にそのセリフがあの役者の肉体を通すことに…
>>続きを読むツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の「楽日(不散)」良かった。
説明的なものは何もなく、映像、それもほとんど動かない映像だけ。視線とかそういうのだけ。
落ちぶれた映画館がハッテン場になってる…
ちょっと前にオススメされた監督でずっと観てみたいなって思ってて、やっと観れた。
まあこういう観て、自分で考えるみたいな作品はかなり好き。アピチャッポンと似てるけど、違うような。この作品は観てる間に考…
©Lin Meng-Shan