ヴェネチア国際映画祭で批評家連盟賞を受賞したツァイミンリャンの作品。幽霊が出ると噂の閉館間近の映画館でカンフー映画を見る客とスタッフの話。
東京国際映画祭最終日にて兼ねてから見たかった今作を鑑賞。…
受付係の女(チェン・シャンチー)が映写室に桃饅頭を届けに行くとき、技師(リー・カンション)の姿は映らない。女が再び映写室を訪れたときも、そこに技師はいない。上映中に起こる2人のディスコミュニケーショ…
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この手の映画のノスタルジーな感じが堪らなく好きで、過度に会話がなくずっと静かに進んでいく。終わっていく映画館でその映画を楽しみにしてる人達。映画を観て涙を流す男にも鑑賞マナーの悪い人達もみんな映画を…
>>続きを読む何も起きない、誰も喋らない、超長回しのスローな映画には慣れてるつもりでうつらうつらしながら楽しんだけど、受付の女性が劇場を閉めて歩いていく長いラストカットでエンドの曲が流れ始めた瞬間にこの映画を分か…
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第35回(2022年)東京国際映画祭
映画館閉館の日のお話。
受付係の女性が電鍋でつくった桃饅頭のやりとりのシーンが好きです。
きれいな桃色と白色の皮。そしてとても大きい。熱々の皮のはじっこをむ…
画面が暗く遠くてよく見えなかったこともあって所々寝た
水が『河』と同じ役割を果たしているのだとしたら発展場としての機能も備える映画館及び男子便所は外の世界の欲望を取り込んで垂れ流し続ける淫靡で魅力的…
とっても静かな映画館の映画
とある古い劇場。上映作品は血闘竜門の宿(67)。この日閉館を迎えるというのに逆足はまばら。
受付の女は映写技師の男を好いているが、何を伝えるわけでもない。
何も起こら…
©Lin Meng-Shan