Chie

裏窓のChieのレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
4.2
◉窓を覗くと、隣人に殺人の気配

■あらすじ
骨折をしたジャーナリストの主人公。暇を持て余して外を眺める日々。少しずつご近所さんの人間模様が見えてきた頃、ある夫婦の旦那さんが夜中に怪しげな行動を取るのを目撃して…という話。

〇感想
フォローさせて頂いてるKeigoさんのレビューを見て、すぐに見ちゃいました(^^)初ヒッチコックです。

1955年の作品なのに色褪せない良さと、昔ならではの良さ、どちらも併せ持っていて面白かったです。

警察の友達が中々本気にならないのも「もー!だから、ほんとなんだって!」といい意味でのフラストレーションが溜まっていく。

それによって、決定的な証拠を突き出してやろうという気にさせられる。

ウディ・アレンもヒッチコック好きなのかしら。おしゃれな音楽や隣人の様子を覗き見は、モチーフとして使ってますよね。

私はケラリーノ・サンドロヴィッチさん(演劇の劇作家)が好きなのですが

ケラさんもウディ・アレンが好きなので、ヒッチコックの映画に通じるものを感じました。

そういう意味では映画というより、演劇的なセット組みだなぁと思ったり。

でも、ヒッチコックは、音楽をただ流してるたけじゃなく、伏線にしてしっかり回収してきたので、音楽だけでも3つくらい役割がありそう。なんとも無駄のない演出でした。

他の作品も見てみたいなぁ。
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