午前十時の映画祭にて。
仕事中の怪我から脚にギプスをはめ家から出ることも出来なくなった主人公。
窓から覗く日常だけが彼の毎日となる。
窓から見える景色だけというワンシチュエーションで1つの作品を仕上げるというというのは、非常に興味深い作品でした。
現代ならTV漬けにでもなっていそうですが、そこは50年代。窓から見る景色だけが彼の世界の全てになってしまう。
一見なんでもない日常に過敏に反応してしまい、そこからは人の好奇心と探究心によって深みへ…。
非常にブラックユーモア溢れ、好きな人にはかなりツボな作品だと思います。
ラストがどうなったのかも議論に尽きません。
原作が小説ということなので、そちらも気になりますね。