地底獣国

フリーク・オルランドの地底獣国のレビュー・感想・評価

フリーク・オルランド(1981年製作の映画)
2.9
オッティンガー「ベルリン三部作」のうち本作だけ観れずにいて、このままでは寝覚めが悪いので少し遠出して鑑賞に漕ぎ着けた。が…

どうやら自分には10年早かった模様。体調整えて臨んだにも関わらず、何度か意識が飛んでしまった。

なので詳細に語ることはできないわけだがざっくり書くと「性と死を超越したオーランドを中心に、(性的マイノリティや所謂畸形といった)異端者たちが虐げられながらも自分たちの美意識や生を謳う」というようなエピソードが5つ展開されるオムニバス的なお話、だった気がする‥

テーマは何とは無しに飲み込めた気もするが、「アル中女➖」「➖ドリアン・グレイ」に比べると画の力がかなり弱くてこちらの集中力が持たなかった。後半二つのエピソード(オーランドが結合双生児の一方と恋に落ちる話、「醜い者コンテスト」の話)はまあまあ面白く観れたんで現時点ではこれぐらいのスコア。いずれ時をおいて再挑戦したい。
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