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大いなる遺産のkazu1961のレビュー・感想・評価

大いなる遺産(1946年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-595 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-486

🖋2時間の作品の中に、恋愛あり、青春あり、犯罪あり、多くの側面のある作品なので、文芸大作でありながら抵抗なくスッと鑑賞できてしまいます。本作、ある少年の波乱に満ちた人生を描いた、チャールズ・ディケンズの名作小説をデビッド・リーン監督が見事に映画化した作品です。

🖋豪華なセットとロケーション、そしてジョン・ミルズ、アンソニー・ウェイジャー、ジーン・シモンズ、ヴァレリー・ホブソン、アレック・ギネスなどイギリスの素晴らしい俳優陣。。。この作品が1946年戦後すぐに作られたのは驚きです。ディケンズ作品ならではのイギリスの下層階級のある意味、人情物語を美しい映像で描き出しました。結果、1947年アカデミー撮影賞、美術監督賞および装置賞に輝いた作品でもあります。

😊Story:(参考:ザ ・シネマ)
両親を亡くし、姉夫婦に面倒を見てもらっているピップ少年。ある日彼は犯罪者に誘拐され「食い物を持ってこい」と脅迫される。律儀に持ってくるピップ。だが戻ってみると、犯罪者は官憲に連行されていくところだった。しかし、犯罪者はピップの親切に感謝していた。それから時は流れ、鍛冶屋に奉公していた彼は、ある日突然、巨大な遺産の相続人に指名される。誰が?何故?疑問に思いながらも彼は紳士となる修行を始める。

🔸Database🔸
・邦題 :『大いなる遺産(1946)』
・原題 :『The Great Expectations』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 1946
・日本公開 : 1949/01/29
・上映時間 : 118分
・受賞 : 第20回アカデミー賞
美術賞 撮影賞
・監督 : デヴィッド・リーン
・脚本 : ケイ・ウォルシュ、アンソニー・ハヴロック=アラン
・原作 : チャールズ・ディケンズ
・撮影 : ガイ・グリーン
・音楽 : ワルター・ゲール
・出演 : ジョン・ミルズ、アンソニー・ウェイジャー、ジーン・シモンズ、ヴァレリー・ホブソン、アレック・ギネス

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「逢びき」に次いでデイヴィッド・リーンが監督したシネギルド作品で、チャールズ・ディケンズの小説を、監督リーン、製作者ロナルド・ニーム及びアンソニー・ハヴェロック・アラン、ケイ・ウォルシュ、セシル・マッギヴァンが協力脚色した。キャメラはガイ・グリーンが監督し、音楽はウォルター・ゴーアが作編曲し彼自ら指揮してナショナル・シンフォニー・オーケストラが演奏している。主演者は「ウォタルー街」のジョン・ミルズ、「フランケンシュタインの花嫁」のヴァレリー・ホブソンで、夫々の少年時代をアンソニー・ウェイジャーと「ハムレット(1947)」のジーン・シモンズが勤め、バーナード・マイルス、フランシス・L・サリヴァン、「渦巻」のフィンレイ・カリー、「妖婦」のマーティタ・ハント、「ヘンリー五世(1945)」のフリーダ・ジャクソン等が共演している。
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