逃げるし恥だし役立たず

ベスト・キッド4の逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

ベスト・キッド4(1994年製作の映画)
2.0
しょせん続編は続編!なのか?まったく別物である。ベスト・キッドとは別作品で良かったのではと悔やまれる作品。ロケーションも多彩で映像も良くベスト・キッドと思わなければ十分楽しめる。アクションというより或る女性の成長を描いた物語。素行不良で情緒不安定な女子高校生ジュリー(ヒラリー・スワンク)が老人ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ )と出会う事で心の鍵を開けて穏やかで強い女性に変身する。エリック・マクゴーウェン(クリス・コンラッド)との恋愛、坊さん達との交流も面白い。アクションシーンといえばラストのマイケル・アイアンサイド達と決闘ぐらいであるが、ノリユキ・パット・モリタは年のせいか動作が緩慢で不要、ヒラリー・スワンクのアクションのみで十分だ。何ならノリユキ・パット・モリタのアクションより坊さんたちのボーリングのシーンの方が迫力がある。
ヒラリー・スワンクは顔つきがキツく当方のタイプではない。だが彼女は本作以降から出世していく。
アクションに関しては既に開き直っているノリユキ・パット・モリタは前作よりお茶目になっているが、やはりダニエル(ラルフ・マッチオ)といるよりヒラリー・スワンクといる方が楽しいのだろう…男の性(サガ)である。