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ベスト・キッド4のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

ベスト・キッド4(1994年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『ベスト・キッド』シリーズ、第4作。

心機一転のリブート作になるのかと思いきや、話運びの雑さは相変わらず。
「両親の死で傷心の女子高生が空手で癒されていく」というストーリーなんだけど、なんで空手で癒されるのかがよく分からない。
というか、空手と言うより、ファニーなお坊さん達との交流によって癒されてる感じだもんね。

で、このお坊さん達も、2に続いて適当に描かれている。
ダンスを踊ったり、バースデーケーキを用意したり、最終的には禅の能力(?)を駆使してボーリングをする始末。
お坊さんの事をジェダイと勘違いしてるんじゃないの?笑

敵役のディティールも相変わらず酷くて、好意を無視されたから逆恨みするという低レベルさ。
そもそも彼らが所属するアルファ・エリートなる組織がよく分からないし、プロム中にバンジーをしたり、車を燃やしたり、集団リンチをしたりと、やる事がメチャクチャ。
しかも、大人がそれを容認してるんだもの…イカれてるとしか言い様がない。

そんなわけで、「2以降のダメなベスト・キッドが再び…」という感じだったけど、唯一良かった部分があるとすれば、宮城の描写かな。
相手役が女子になった事で、宮城の可愛らしい一面が見れたのは良かったし、非暴力一辺倒から自衛の為の戦いは認める様になったのは成長を感じさせました。
宮城の事はこれだけ丁寧に描けるのに、どうして他の部分は適当になっちゃうんだろうね…。
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