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ベスト・キッド4のBOBのレビュー・感想・評価

ベスト・キッド4(1994年製作の映画)
3.0
ベスト・キッド4🦅

"Ambition without knowledge is like a boat on dry land."

前作『ベスト・キッド3』で限界を感じていたが、ヒラリー・スワンクが新弟子らしいし、ここまで来たら最後まで見届けようと。

これは、『ベスト・キッド4』改め、"Mr.ミヤギ・プリゼンツ、ヒラリー・スワンク、プロデュース大作戦"ですわ。チープだけど、楽しめるチープさだった。真面目にやってたら腹が立つけど、明らかにボケてきてるから笑える。ただ、オリジナルへのリスペクトに欠けると言われれば、否定はできない。

良かった所は、Mr.ミヤギとジュリーさんのドラマ。師弟関係というよりは、父娘関係に近い。前半の全く話が噛み合わない所なんかは、日本人のお爺さんとアメリカ人の女子高生が会話をすればこんな感じになるのではないかと納得できる所もあった。ロックに驚くミヤギの顔がツボ。ヒラリー・スワンクは、反抗期演技が様になっていたし、上段蹴りもキマっていた。

それ以外は馬鹿馬鹿しいことがたくさん起こる。こんな珍景は映画でしか見られないだろうということで、開き直って楽しむことにした。奇想天外すぎて笑えた。

"Dreamers"♪に合わせて踊り始める僧侶たち、誕生日ケーキのサプライズ、"カラテ・ワルツ"、ミニバンでボストンへやってくる僧侶御一行。僧侶による"禅ボウリング"指導🎳etc。

『プレデターズ』『ジャンゴ』『ヘイトフル・エイト』などの、ウォルトン・ゴギンズのデビュー作。

赤の1972 Olds 442 W-30が格好良い。

今更だけど、なぜ邦題を「ベスト・キッド」にしたのかね?原題通り「カラテ・キッド」の方が分かりやすい気がするのだが、、。

"Julie-san, fighting not good. But if must fight... win."

109
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