AK

バーバーのAKのネタバレレビュー・内容・結末

バーバー(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は流れに任せて無難な人生を歩んできたけど、そのことを少し後悔している。
この後悔が怪しい事業への出資に主人公を駆り立てるが、次々と生じる問題に対して主人公は何もできない。事業パートナーと妻を失い、ついには自分に死刑判決が下される。
何も考えずに生きてきた主人公には、なぜこのようなことになったのかが理解できない。結局、軽蔑していたデイヴの妻と同じように、陰謀論に傾倒して孤独に人生の幕を閉じる。

考えているようで何も考えていない、客観的に物事を見ているようで欲望に忠実に行動する主人公はある意味人間らしい。

「音楽の専門家ではない」けど、ベートーベンの曲がマッチしていたように思う。しばらく残りそう。
AK

AK