神と教会のためにトルコ軍との戦いに勝利を得たドラクル。
しかし戦死したという虚偽の知らせが妻エリザベートに届き悲しみのあまり自殺してしまう。
自殺した最愛の妻の魂が救われない事を知ったドラクルは神への復讐を近い血を糧に生きる吸血鬼となる。
再鑑賞
ブラム・ストーカー原作「吸血鬼ドラキュラ」を忠実に描いた作品。
コッポラ監督独特の拘りが溢れる映画だと感じる。
キャストも豪華。
若かりしウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブスが美しい。
しかし、強く印象にあるのが精神病院で「マスターー!」と終始叫ぶトム・ウェイツ。
アーティストとして彼は本当に好き。
そし3人の女ドラキュラの中でも際立って美しいドラキュラにモニカ・ベルッチ。
赤ちゃんを女達の餌として与えられるシーンはかなり衝撃的だった。
さすがのゲイリー・オールドマンの演技は凄い。
ただの恐ろしいドラキュラではない。
愛を求める悲しいドラキュラ伯爵。
衣装もとても美しかった。
衣装デザインは日本人の石岡瑛子さん。
素晴らしい。
妖艶で美しく、そしてとても悲しいストーリー。
フランシス・フォード・コッポラ監督作品