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フランケンシュタイン 恐怖の生体実験のkazu1961のレビュー・感想・評価

3.4
▪️JP Title :「フランケンシュタイン恐怖の生体実験」
Original :「Frankenstein Must Be Destroyed」
▪️First Release Year : 1969
▪️JP Release Date : 1969/08/30
▪️Production Country : イギリス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-588 再鑑賞
🕰Running Time : 98分
▪️Director : テレンス・フィッシャー
▪️Writer : バート・パット
▪️MusicD : ジェームズ・バーナード
▪️Cast. : ピーター・カッシング、ヴェロニカ・カールソン、マクシーヌ・オードリー、サイモン・ウォード、ソーリー・ウォルターズ
▪️My Review
ハマプロの『フランケンシュタイン』シリーズもうここまでくると、ユニヴァーサルのフランケンシュタインの創造したモンスターが軸となった悲哀のある怪奇モンスター作品ではなく、ピーター・カッシング演じるフランケンシュタイン伯爵の狂気を描いたサスペンスホラー作品になってますね。もう全く違う作品です。。。
本作、1957年の『フランケンシュタインの逆襲』を第1作とする、戦後の名門ホラーメーカーとして知られるイギリスのハマー・フィルム・プロダクションが製作し、怪奇ホラーの分野のスター、ピーター・カッシングがフランケンシュタイン男爵役で主演するシリーズの第5作にあたる作品です。
カッシングが演じる男爵は第1作では冷酷な性格でしたが、作を重ねるごとに冷酷さを薄め、助力者からも尊敬される人格的魅力を強めてきました。しかし、本作では目的の為には殺人も脅迫も躊躇なく行う、またレイプまで行う非道な冷血漢として描かれています。
演じるヒロインは、『帰って来たドラキュラ』にも出演していたハマー・ホラー随一の美女とも称されるヴェロニカ・カールソンが起用されました。作中にはモンスターと形容されるようなインパクトあるキャラクターは登場せず、苛烈に研究に邁進する男爵による恐怖と、それに巻き込まれる若いカップルの悲劇を、サスペンス感溢れるスピーディーな演出で描いています。
夫の生きた脳を持った別人、妻がどう対応するか?深いテーマですね。

物語は。。。
警察に追われるフランケンシュタイン男爵(ピーター・カッシング)は、ある宿で女主人アナ(ベロニカ・カールソン)とその恋人カール(サイモン・ウォード)を脅し、恐るべき実験を手伝わせます。その実験とは、脳外科の権威でありながら狂気に走ったブラント博士(ジョージ・ブラブダ)の脳を、リヒター教授(フレディー・ジョーンズ)に移植するという生体実験でした。実験は成功したかに見えたが、ブラントの脳を持つリクターは博士のもとから逃亡してしまいます。。。

▪️Overview
怪奇映画ファンにはおなじみのハマー・フィルム作品。監督はテレンス・フィッシャー。出演者は、ピーター・カッシング、ヴェロニカ・カールソン、マクシーヌ・オードリー、サイモン・ウォード、ソーリー・ウォルターズら撮影はベテラン、アーサー・グラントが担当。(引用:映画. com)
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