クリムゾンキング

怪奇!魔境の裸族のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

怪奇!魔境の裸族(1973年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

写真家の主人公が「危ないからやめときや」という地元住人の助言を無視してガイドと運河に出かけたら不運なことに原住民につかまってしまった!
最初は逃げることで頭がいっぱいだったけど部族の一人を激闘の末打ち取ったことことで仲間入り、村一番の美人をお嫁にもらってあれやこれや、という感じ。

ウンベルト・レンツィ御大による元祖食人映画。
とはいっても食人がテーマではなくあくまでおまけ程度。
むしろ主人公が次第に仲間として認められていく過程と奥さんとの間に育まれる愛の物語といったほうがいい。

ぶっちゃけ食人要素期待してみると終盤に部族の娘が敵部族の襲撃にあって手籠めにされたあげくにムシャムシャいただけれる程度。そのほかの残虐描写も舌を切り落としたり、手首切断!されたりという程度。
むしろ容赦なく殺されていく猿やワニや子ヤギのほうが観ていて痛々しいほど。

題名が題名だけにどうなの?とか思うんだけど、さんざん助けを求めたヘリの姿を見てラストは自分諸共木陰に隠れてやりすごし、すっかり部族の一員になった主人公はある意味文明社会に対する皮肉なのかもしれない。
、、、とか思ったけど多分そんな高尚なテーマなんて隠れていないと思う(笑)