ストーリーの面白さや役者、女優の演技力も申し分なく、全く退屈する事の無い2時間弱。ありがとう！特に歌舞伎っぽいラストが良い。久しぶりに気持ちの良いラストの映画を見れた。あっぱれ。
ただメインの女優さんは『男の一匹や二匹捻り潰してもびくともしねえ面構えだ』と劇中でも言われる感じのふてぶてしい役柄で、にしてももっと美人が良かった。あれも役作りでそう見えるのか？それとも遊び慣れて無い男が優しくされてハマるまでに、顔面の美しさは関係ないという映画だったのか、もしくは岡場所から流れてきた育ちの悪さを出したのか、いずれにせよ意図は不明。
内面はふてぶてしく見かけは儚げな美人でリメイクした作品が観てみたい。
吉原の社会文化や雰囲気、過剰な所が無く映像も美しくて、砂壁に藍色を用いていたのは落ち着いた高級感が素晴らしかった。
