のりまき

スパイダーウィックの謎ののりまきのレビュー・感想・評価

スパイダーウィックの謎(2008年製作の映画)
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双子の男の子という萌えポイントから入った娘が夢中になって原作を読破した作品。
原作の伏線を全部盛り込むわけにはいかなかったが、要所を抑えたところに好感が持てる。

田舎の一軒家に越してきた双子の兄弟と姉、母親。父親が出ていったために叔母の持ち家であるここに身を寄せるのだ。パパが大好きなジャレッドは家族に対して反抗的に振る舞う。家族も小さなトラブルをジャレッドのせいにする。一人家をうろついていたジャレッドは隠されていた「読むべからず!」と警告のある本を見つける。それは行方不明になったアーサーがまとめた妖精図鑑だった。図鑑によって家についた妖精と出会うが、同時に図鑑を狙う乱暴な妖精達に狙われることとなる。

かなりダイナミックなシーンもあり、小さい子には不向きかもしれないが、小学生ならワクワクすると思う。画面は明るく、視覚的にもとても頑張っている。大人気だったハイモア君の一人二役も見所かな?妖精のキャラクターも生き生きしている。
主軸になっているジャレッドの「ママなんか信じない」からの移り変わりもストンと入ってくる。
「見えていたものがくるっと変わる」というテーマが分かりやすく表現されていると思う。
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