イチロヲ

悪魔の毒々モンスター東京へ行くのイチロヲのレビュー・感想・評価

4.5
核廃棄物貯蔵地の建設を推進する悪徳組織が、日本支社の秘密兵器を投入しようとする。江戸木純が共同脚本を手掛けている、カルト人気シリーズの第2作目。1本を分割したため、実質的な前編となる(第3作目が後編)。

悪徳企業により嘘を吹き込まれた毒々モンスターが、海路(ウィンドサーフィン!)で来日する。バブル期の東京カルチャーを映像に収めると同時に、トラディショナルな観光地にも足を運ばせる(またはスタッフが観光してるだけともいう)。

日本の有名人では、関根勤、安岡力也、永井豪が出演。日活ロマンポルノの末期作品に出演していた桂木麻也子がヒロインを演じている。また、女性の全裸シーンでは、日本の撮影現場で使用されている前貼りが、そのまま丸映しになっている。

本編内容は「日米対抗!変なキャラ大集合!」という印象。日本人役者が外国人のそれに勝るとも劣らない怪演を披露してくれる。スプラッター、バイオレンス、ギャグ、オッパイ、ナンセンス。映画に必要な要素がすべて揃っている。正しい娯楽映画。
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