真昼の幽霊

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国の真昼の幽霊のレビュー・感想・評価

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評価が低いのもわかる、とっちらかった内容。エイリアンを登場させることはルーカスのアイディアらしく、スピルバーグは反対したが結局ああいう話になった。ルーカスってこの時期にはもういろいろアレだったんだなと思う。

クリスタル・スカルがH・R・ギーガーのゼノモーフぽかったり、なんとなく『未知との遭遇』も思わせるような内容で、このシリーズに特に思い入れがない自分ですら『インディ』がこんなんでいいの?と鼻白んでしまう。大量の昆虫とか蛇とか“お約束”はちゃんと用意されているけど。

冒頭の核実験シーンは迫力はあるものの、アメリカ映画にありがちな「いや核ってそんな甘いもんじゃないから…」的な描写があって、被爆国の人間としてはモヤモヤする。核といえばノーランの『Oppenheimer』は今月にはアメリカとかで公開されるのに日本ではいまだ情報がなく、まさか配信スルー(下手すりゃそれすらもない)とかじゃないだろうなと危惧している。

さて、明日観に行く『運命のダイヤル』はどんなもんだろうか…あまり期待していないんだけど2時間半あるっていうのがね。
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