B子s

アリスのB子sのレビュー・感想・評価

アリス(1988年製作の映画)
4.8
幼少期のトラウマ映画のNo.1!

その後の人格形成にも大きな影を落とすことになる…笑

幼少期の記憶
→女の子がカゴの中に吸い込まれていく
→ノンタンみたいなキョロ目の白いウサギがめちゃ監視してくる。
→なんかこわいイメージ。
→不思議の国のアリスっぽい。

本編鑑賞 トラウマ答え合わせ
→女の子が吸い込まれたのは机の引き出し!
→ウサギはノンタンみたいなキョロ目どころじゃ無くて、ギョロ目のブスな剥製。しかもドアップおおい。
→冒頭の謎ジャム何なの

記憶より全然キモかった。
最早、こわすぎて優しい記憶に塗り替えられている。。。

とはいえ、ヤンシュヴァンクマイエルは
違う作品を高校時代に授業で観てたりしたので、アレなのは知っていた。
ファウストとかファウストとか
悦楽共犯者とか。

そう考えると彼の作品の中では
ガチでラブリーPOP度1位。
子役も激可愛いし
女の子以外はほぼアニメーション。
てゆーか
そもそもアリスの物語自体がPOPで狂気染みてるけれど。

テンポは良いか悪いかはわからない。
映画というより、映像作品なので。
奇怪なキャラクター達に
奇妙な効果音つけて
物語が進んでいく。
美少女アリスとの対比がまた良いスパイスである。

アニメ含め、不思議の国のアリスの映像化は沢山あるけれど、こんなに刺激的で原作の意味不明ぶりを表現出来ているものは他に無いと思ってる。
1番見応えがある。
まさに悪夢。

未鑑賞の方に言える事はひとつ。
想像よりキモいよ。ってこと。

私はかなり好き。
ただし観るのに体力が要る。

ストップモーションアニメに惹かれ、そこはかとない不気味さも魅力に感じるのは絶対ヤンさんのせい。
毎夜見る夢がちょっと暗くて気持ち悪い事が多いのもきっとヤンさんのせい。
B子s

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