先日あげた、チェコ民話人喰い木人オテサーネクのシュヴァンクマイエル氏が、それよりも以前の1989年頃に作製した映像の悪夢。
原作不思議の国のアリスとてストーリーらしいストーリーがなく、エピソードの連なりな訳ですが、こちらは輪をかけてぶつ切りなアートっぷり。ルイス・キャロルのアリスは理路整然としていたなあと勘違いしそうな前衛的。なにこれ。閉所恐怖症の人は気絶するかも気を付けて。
みていて不安しか感じない笑。
しかし嫌悪感を覚えさせながらも不思議な美しさを持つ映像。万人に勧めるわけにはいかない奇妙な作品です。ジョジョどころじゃない奇妙。
登場する人は少女1人。後は謎のファンシーなぬいぐるみやら剥製等のストップモーションのみ。劇伴なし。少女の一人語りで辛うじて話が進むよ。
少女は美少女で、作中ほぼ無表情。1度だけ笑顔がみられます。
一時間半後、新しい何かを会得したような気分になれるかも。
