定期的に見返したくなる名作
何度も登場するクリスマスイブのシーンはどれも味わいがあって好き
暗いオフィスでミニクリスマスツリーのライトに照らされながら仕事をする捜査官と、きらびやかなホテルでくつろぐ詐欺師の構図は対比的で、両者の力関係を表してるよう
でも実は満ち足りなさを抱えているのはレオ様のほうで、人の温もりを追いかけている
この見た目と内実のあべこべさがスパイスになっていて
その後の逃走劇がスタイリッシュであればあるほど、彼の取り戻したいものが浮き彫りになっていくようだった
あと、改めて見ると父フランクは肝が据わってるな
酒場のシーンとかびびる
あえて突き放すことで、息子の行く先に何もないことを伝えてるように見えた