【憎めない詐欺師たち ①】
スティーヴン・スピルバーグ監督×レオナルド・ディカプリオ×トム・ハンクス
久しぶりに観てディカプリオの作品でこれが1番好きかも
実在した詐欺犯の自伝を基に、天才詐欺師とFBI捜査官が世界を股にかけた鬼ごっこを。
冒頭のクイズ番組シーンから"時代"を感じさせる演出。
現代と違って"詐欺も捜査もゆるゆる"なのが良い感じ。
パイロット~医師~弁護士と偽装してゆく様が痛快。
やはり大勢のCAを引き連れ空港を闊歩するシーンが白眉でしょう。
インチキ弁論とか面白過ぎw
嘘に塗れた日々の裏では、"温かい家庭の再生"を切望する子どもに過ぎないフランク。
いい家といい車があれば、母さんはまた父さんのもとに戻るはずだ…
犯罪の大きさに比べてあまりに未熟な人格のいびつさを、ディカプリオが好演。
嘘に疲れ果て、寂しくなるクリスマスには必ずカールと絡むとこが良い。
最初は出し抜かれた悔しさから捜査に執念を燃やしていたカール。
徐々に"ルパンに対する銭形警部のような心情"が湧きあがるのも面白い。
「グッドウィルハンティング」もそうだが、メンターとの出会いが人生を変える。
環境って大切だな~
ラストで満足感MAXに。
今もカールとは仲良しって、嬉しくなるから。