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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのaaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われた実在の人物、フランク・W・アバグネイル・Jrの話が元になっている。両親の離婚を機に家を飛び出した16歳のフランクは、生きるために小切手詐欺を思いつく。簡単に金が手に入ると知った彼は味を占め、詐欺の手口をエスカレートさせ、パンアメリカン航空のパイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、FBIに追われるように。しかし、FBI捜査官カールの執拗な追跡を天才的な頭脳で切り抜けていく。大胆で鮮やかな犯行が見ていて気持ちがいい。でもやはり詐欺師になってしまったきっかけは両親の離婚。どこかでずっと愛情に飢えている普通の若い少年でもあるフランクは、いつしかカールの追跡の中に見える深い愛情と真面目さに心を打たれて捕まることに。ただそれだけで終わらず、その頭脳と詐欺の経験を活かしてFBIで共に働くというラストは良かった。フランクの詐欺の特徴としては人を殺したりしていないし良心があり、根が良い人かつやはり天才的な頭脳を持っていたというところにあるので、更正させてくれた周りの人間には社会が感謝すべきものだと感じた。あとOPの映像が良かった。
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