りりこふぃ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのりりこふぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

16歳で両親の離婚を機に家出し、
大胆な手口で人を騙した天才詐欺師の物語。

刑事「なぁ司法試験はどうやったんだ?」
主人公「2週間勉強したら受かった」

天才すぎます笑

堂々とした態度もさることながら、
圧倒的頭脳、集中力、観察眼、吸収力。

大胆な手口にも頭の良さにも驚きですが、
これが実話をもとしたお話だと思うと、
一層すごいなと思ってしまいます。

もちろん、誇張や脚色はあるのでしょうが、
まさに現実は映画より奇なり。

(Wikipediaによると司法試験は実際は8週間勉強したらしい...いやそれでも天才)

犯罪だし、
いけないことなんだけど、
主人公のフランク、なぜか憎めない。

きっと彼のロマンチストなところと、
ピュアで父親思いなところ、
寂しがり屋なところが、
根っからの悪人と思えないから。

それは彼を追うFBI捜査官もどこかで感じていたのでしょう。
だから、保釈の機会を与え、
彼に更生して働く機会を与え、
生涯の友人となった。

彼が担当の捜査官でよかった。

捜査官と犯人という関係から、
友人となったところも実話なのかと思うと、
それもすごいし胸が熱くなります。

天才詐欺師の物語なのだけど、
華麗な手口ばかりではなく、
父親との関係や、本人の苦悩・絶望が
たくさん描かれていて、
想像よりも深みのある映画でした。

詐欺師役のディカプリオ様の
かわいい笑顔から、絶望したときの表情。
さすがでございました。
りりこふぃ

りりこふぃ