MAOW

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのMAOWのレビュー・感想・評価

2.9
これ、昔アンビリバボーで見た記憶がある!!

なんか、医者になりすまして研修医に仕事丸投げしてたら
逆に「仕事を任せてもらえる」って評価上がってたやつ(笑)



これ、なんか、
こんな上手くいくもんなんか疑問だし
騙される側も、騙されにいってる感凄いんだけど、
これが実話だってんだから驚きだよね。


フランクの即興能力と頭の良さ、職人気質なところマジですごい。

一番関心したのは、
初めに刑事に追い詰められて、
自分も犯人を追っている刑事側の人間だと言い出したところ。

こんな機転ヤバすぎやろ!


あと、
彼女の家で知らん歌を家族が歌い出して、
数フレーズ聞いただけで一緒に歌ってたのがさりげなくていい演出。


偽造小切手について推察するところは、職人過ぎてマジで憧れる。
俺もインクの匂いとか見分けてぇぇ(笑)

てか昔だから携帯もないし、クレジットもないから「小切手」ってアイテムなの、逆に新鮮。



ほんで、おそらく携帯が普及し初めたばかりの公開当時2003年じゃなくて、
テクノロジーが大幅に発達してる現在2024年に見たからこそ、
逆に「こんな上手く行く?」というノイズが減ってる気がする。

「まぁ昔だからね…。今よりは緩かったよね、たぶん。」というエクスキューズが勝手に働いている感じ(笑)



締めは、クリスマスに刑事に電話するしかなかった孤独なフランクと、
フランクがFBIに戻ってきて嬉しそうな刑事の、
友情物って感じがして、穏やかに締めくくられるのもいい。


『キャッチミーイフユーキャン』って、
「誰かに追いかけてほしい」=「必要としてほしい」っていうフランクの思いとか、
最後はフランクが「追いかける側」になる展開とか、
色々拾ってるいいタイトルだなぁ、と思う。


なんとなく気になってたけどスルーしてた映画、
思ったよりも良かったです!
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