くめこ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのくめこのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これまた人からお薦めいただいた課題図書でした。
名前はずっと知ってたのに見ていませんでした。まさに事実は小説よりも奇なりを地で行く話でした。。。本当に未成年?本当に実話?凄すぎるわ…。だから映画になったんでしょうけども…。

頭の良い犯人に終始驚き。切り替え早い!演技上手い。度胸ありすぎでしょ。心臓に剛毛でも生えてるんでしょうか。あんなの小心者の私には無理のオンパレードでした。
そう、そうなんですよね、堂々と場を支配する者が勝つのよ。いくら仕事してなくてもね…(あ、つい仕事の愚痴が💦)。

しかし、犯人の詐欺の理由は離婚した両親を元に戻したいからという、純粋な子供の願いなんですよね。
でもまだ子どもでお金がないから、詐欺で儲けることを考えついてしまう。
そして自分の稼いだ金で父と母を元通りにしようとするけれど、いくら詐欺がうまく行っても、家族だけはうまくいかない。とても切ないです。

その切なさと詐欺の鮮やかさに驚き、でも詐欺はいかんやろと腹も立つし(いたいけな女の子や善良な人々を騙すなんてダメ、絶対!)、いつバレるのだろうというハラハラ、そしてFBIとの奇妙な友情、何だかモリモリでした。

演技派のディカプリオだからできたんだろうなぁと感心しました…。情け容赦ないように見えて、実は優しいトムハンクスもピッタリ。

私ははっきりものが言えず、仕事でもまごまごしてしまうので、犯人のように良さげな映画の人を見つけ、研究して、誰かになりすますことが必要なのかも。。と反省も込めて思ったのでした。。

今は実際の犯人は正義のためにご活躍とのこと、何だかハンニバルレクターのようですね(ちょっと違うか😅)。世の頭のいい犯罪者の方も世のために動いてくれたら今よりは良くなるんじゃないかな。いい世の中にしたいですね。
くめこ

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