chickenheart

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのchickenheartのレビュー・感想・評価

5.0
‪88点*嘘をつく/フィクションを作る、という事の価値を見事中立的に提示した。極めて物語論的な映画だ。法の外にいるディカプリオは究極の強欲/自我と同時に、真理にも近づいていた。‬正直スピルバーグは芝居がかったものに依拠しすぎていて好きになれなかったが、事実に基づいた途端たまらなく上手いと感じた。嘘に嘘を重ねた果てに、自分の家が他人の家に変換するーーというあまりにも粋で、滑稽な、どこまでも深い悲劇があそこにあった。
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