にゃんちゅう

ラ・ヴァレのにゃんちゅうのレビュー・感想・評価

ラ・ヴァレ(1972年製作の映画)
5.0
バルベ・シュローデルの長編2作目。moreが破滅に向かう内容であればこちらは世の中に冷めていて退屈な人生を送っていた女性が未開拓地の谷を目指して精神を解放していき、強く生を感じるような内容。世の中にはたくさんのルールみたいなものがあって見せかけのような平和が保たれてるけど人間は本来こうあるべきだよなとか思うシーンが多かったです。映像を見た後にピンクフロイドが音楽を作成しただけあって大自然にあった心地いい音の奥に狂気があるようないいバランスの音でした。ロックバンドがここまで緻密な映画に沿った音を作れるのってセンスの塊だよね。脱帽です。
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