共感しづらい登場人物が、なんだかよくわからない目的地を目指し、自滅するロードムービー。
アギーレと同じく72年公開。
セレブとヒッピー、さらには原住民を目撃出来る探検隊映画、inニューギニア。
久々の鑑賞。
何故だか今回は、ヒッピー要素が全く気にならず。
えがいてこそいるが、
ヒッピー視点の映画ではないですね。
それぞれのキャラも魅力的に撮ってはいない。
キャラ構成も、ホラー映画で最初の犠牲になる、あの若者達みたいだ。
おまけに、ニューギニアの大自然も、なんだかおれんちの裏みたいである。湿っぽいところが。
彼らの踊りは、楽しむためじゃなく、
何かに従うためだ….。
楽園に入り口はないが、
出口なら沢山ある、のクダリは、
なかなかヨイ。
ヒッピーに説教される、セレブの図、
ではあるけど。
で、
ラスト。
彼らは、自由も、解放もあるはずの目的地に辿り着く。
そう、たどり着くしかなかったのだ。