緑

ラ・ヴァレの緑のネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ヴァレ(1972年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

フランスの金持ち若奥さんが
ニューギニアでヒッピーたちとともに
いくつもの山を越えて谷を目指す話。

先住民の祭りに参加する場面では
誰が死ぬんだろうと思ったが全員無事。
ヒッピー男性のひとりが
もうひとりの男性が馬を放したと聞いて
「おかしくなったか」と言うシーンは伏線かと思ったが
なにも回収されず。
他にもなんか重要っぽい台詞はたまにあるのだが、
全部その場で言いっぱなしで回収されず。
最後に谷に着いたら全員全裸でフリーセックスかと思ったが
谷を見つけたところで唐突に「fin」の文字。
あまりの終わり方に苦笑するしかなかった。

性善説と楽しさが行動原理っぽく、
無邪気な若奥さんに安倍昭恵を彷彿とさせられた。

祭りで供される豚が殴られていたのは、
先住民たちと私では文化の違いがあるのだし
決して否定するものではないのだけど、
観ているだけで痛くて直視できず。
ピギッと鳴くのがもう……!
緑