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ラ・ヴァレ
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目次

『ラ・ヴァレ』に投稿された感想・評価

対となる前作「MORE」を観たのもかれこれ10年以上前になりますが、バルベ・シュローデル監督が再びPINK FLOYDとタッグを組んだフレンチ・ヒッピー映画。

アフリカ・ニューギニア島の奥地に存在する人跡未踏の秘境を目指す小細工無しのリアル・アドベンチャー!
フランス領事官の妻で工芸品の買い付けをするブルジョワマダム・ヴィヴィアーヌは偶然出会った冒険家たちに触発され、彼らと共に未知なる「ラ・ヴァレ=渓谷」を探し求める"オデッセイ"を体現します。

PINK FLOYDも後に世界最高峰の歴史的傑作となる「狂気」の制作と並行して本サントラを手掛けており、そのグルーヴは我々を幻想的な次元へと誘ってくれます。

当時はフランス五月革命やベトナム反戦運動、ロックはサイケからプログレという新段階に到達し、ドラッグとセックスのボーダーは緩み、ヒッピー・ムーヴメントは世界中で最盛を迎えていた時期。
西洋の近代文明下で凝り固まった既成概念を氷解させ、俗世とは逸脱した原始世界に触れることで人と人の調和、人と世界の調和を映し出します。

ただ、シュローデル監督は闇雲に若者をアフリカに駆り立てヒッピー・カルチャーを煽動しよう!というわけでは決してなく、前作「MORE」ではドラッグによる精神解放を描きつつもその代償として破滅を伴う危惧を説きました。

本作でも例えば、性解放とは快楽の為のフリーセックスを指すのではなく、愛を広く多く共有し合う前提のセックスであることや、
我々が享楽的に土着民と同化することは単なる観光客程度にすぎず、今まで培った一切の価値を棄てなければ求める真実には到達できないなど、次第に短絡的になりつつあるヒッピームーヴメントの真の在り方を諭します。

全編アフリカオールロケを敢行し、各部族が大集結する祭典シーンはとにかく圧巻!
後半の祭儀のシーンでは村の長らしき人の「わしは誇りに思う!映画というものでわしの名を世界の果てまで伝えてくれる」という発言など、半分はもう探検ドキュメント。

Valley(谷)を意味する「La Vallee」に彼らは果たして辿り着くことができるのか。
そもそも彼らが探し求める「谷」とは一体何を意味するのか。
ホドロフスキー「HOLY MOUNTAIN」っぽいノリでどうぞ!いや、違うか。
琉太

琉太の感想・評価

3.0
「モア」に続き音楽がピンク・フロイド
前半からピンク・フロイドらしい音楽
パプアニューギニアの風景が素晴らしい
未開地らしい雰囲気がでている
金持ち婦人がヒッピー達と未開の地へ幻の鳥の羽を探しに谷へ行くアドベンチャー作品
原住民の方達の記録映画的な側面も有るような気がする
生活様式、狩り、野生動物、子供の遊び方
でも豚を食べるため撲殺するシーンとか中々キツい所もある
白人迎えた原住民の儀式が印象的
台本も無く流れに任せた演出なのか気になった
ラストは?
山奥でテープを使いきってしまったのか
謎のfin
benno

bennoの感想・評価

3.5
『モア』に引き続き…

バルべ・シュローデル監督
      ×
ピンク・フロイド 音楽 ♬


冒頭から雰囲気抜群の音楽…ギターがカッコいい…♪ サントラを先に試聴…思いの外刺さり『モア』同様…映像も鑑賞…。



パプアニューギニア島の奥地…

1954年にオーストラリア人が発見したという地図にも描かれていない未開の地があるという…

道も全く無い人跡未踏の地…

そこが…  « La Vallée »…目指す谷…!!


フランス領事の妻ヴィヴィアーヌ(ビュル・オジェ)は暇を持て余し、エキゾチックな工芸品を買い付けパリで販売するというビジネスを手掛ける…いわゆる有閑マダム…。

彼女はヒッピー風の若者オリヴィエと出逢い、謎の美しい鳥の羽根に興味を持ちます…。

そして好奇心からオリヴィエと彼の仲間に同行して、その羽根を探し出す為、未開の地を目指すことに…。


森を進むにつれ、土着の部族と遭遇、受け入れられ、謎の奇妙な儀式に参加…ドキュメンタリー風でもあり、まんま『クレイジージャーニー』の世界…。

ブルジョアな奥様がヒッピーの生活、フリーセックスに身を投じ、コンボガ族との出逢いを通して精神を解放、自然回帰していきます…。

自由を手に入れたかのように興奮するヴィヴィアーヌに対しオリヴィエは…彼らの社会こそ厳しい掟で成り立っている…我々と真の人間関係が作れるか?? 文明人は彼らのようにはなれない……と一蹴…。

その憧れは暗に彼らを見下している…。

斯くして…彼らは幻の谷に辿り着けるのでしょうか??


とても幻想的なシーンが待っています…そして流れるピンク・フロイドの曲がカッコいい…ෆ*


ただ、(⁎˃ᴗ˂⁎)ƕ-ˀ̥ ˀ̥ ˀ̥ アンビエントムービー…サントラだけでいいかなぁ〰︎ピンク・フロイドありきの作品です…ෆ*


✎︎ 因みに、撮影後に制作会社とピンク・フロイドが揉めた為、サントラのタイトルは『ラ・ヴァレ』ではなく『雲の影 』… しかし映画の副題は「Obscured by Clouds」とのことです…。

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