かなり久しぶりの再鑑賞。実写パートのこととか完全に忘れてました。
イェンシッドに媚びへつらうミッキーの姿は、なにか見てはいけない場面を目撃してしまったような気分に駆られます。例えるなら、親が土下座してる場面とか、上司の横領現場とか、そういう気まずさがある。
映像はやはり昔のディズニーらしいサイケデリックさ。
全体的に前衛的というか抽象的というかシュールというか、ただただ音楽と色の洪水に飲まれる2時間。この内容をフル尺でやるって、かなり贅沢な映画ですよね。1940年どころか今現在ですら、こんなものを作る大手アニメーションスタジオが他にあるかと言われると、たぶんないでしょう。
ディズニーの色彩はいつもちょっと紫っぽくて、ケミカルな感じが好き。