ぬまち

裸のジャングルのぬまちのレビュー・感想・評価

裸のジャングル(1966年製作の映画)
4.5
久しぶりに鑑賞したが、やはりすごい映画だ。

まず本当にアフリカのサバンナでロケしているのに瞠目させられる。この時代なら機材を持ち込むだけで大変だっただろう。監督兼主演のコーネル・ワイルドも、サバンナをほぼ全裸で疾走したり、川に飛び込んだりと体当たりアクションの数々を披露。演出も素晴らしい。序盤の襲撃が始まる前に、それまでは普通に撮影してたのが、いきなり顔の超クロースアップになる演出は目をみはる。

メル・ギブソン『アポカリプト』の元ネタとして有名だが、あちらがあからさまにスプラッターだったのに対し、本作はいかにも「残酷」という言葉が似合う趣き。特に序盤で部族に捕まった白人ご一行の処刑シーンは強烈。漆喰みたいなのを体中に塗りたくられて身動き取れなくした上で生きたまま炙られる拷問はヤバすぎる…。
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