掃海駆逐艦USSケインの指揮権を巡る法廷劇。
ハンフリー・ボガード、こういう役もやるのかと思ったら、いくつかあるみたい。
キース少尉とメイのやり取りは果たして必要だったのか。息子べったりのおかんとか、キース少尉のぼんぼんな性格を表現してるのかなと思ったけど、あんま関係なかったような。
本作の見どころは法廷でのグーリンウォルド法務大尉の弁護にある。第1ラウンドは引くところはあっさり引いて、勝負どころで決定打になる供述を引き出す。しかし、その腹は別だった。
確かに面白いけど、そのグリーンウォルド大尉の最後のどんでん返しが引っ掛かる。結局は海軍のメンツを立てたってことか。軍の無謬性なんて言っていると、とんでもない負け戦をすることになるが、まあ、彼我の国力の差やね。
